まずは列車に乗ろう
- 2022.07.02
- Daily
※公開していない記事があったので、ちょうど2ヶ月前のだけど投稿※
昨年に引き続き、ゴールデンウィークは函館に行くことにした。北海道外はまだ気が引けるが、少し遠出がしたかったからだ。
2泊3日の充実した旅だったので、思い出を残していきたい。
まず、1日目の朝6:50の特急北斗に乗って函館に向かうことにする。ロードバイクを輪行袋に収納して持っていくので、いったん列車に荷物と自転車を積み込み、キオスクで飲み物を買いにゆくも長蛇の列。それもそのはず、朝の早い時間は1店舗のキオスクしか営業しておらず、それ以外の店舗はシャッターが降りているのだ。
腕時計をちらちらと見ながら行列の消化の様子を観察していると、列車の出発時刻ぎりぎりには間に合いそうだ。キャッシャーのおばさま方もさるもので、その手際のよさはレジェンド級である。確かに手際の悪さによって発車時刻に間に合わなかったと苦情がくることは避けたいだろうし、そう考えると、絶対に新人は配置できない時間帯であろう。
わたしは列の進みとともに入店すると、迷うことなく陳列棚の飲み物とおやつを取り、再び列に戻り会計を済ませる。店員は見たこともない速さで小銭を返してくれた。
そこからはやや駆け足で、先程自転車を積んだ列車のホームに向かう。4番ホームだったか。しかし、エスカレーターを登り切った時点で目を疑うことになる。さきほどの列車がない。見上げた電光掲示板には「Hakodate」の文字が柔らかく滲んでいた。時刻は1時間ほどあとのようだ。
もしかして、わたしは出発時刻を間違えていて、列車はすでに出発してしまったのだろうか? 身体の奥底から絶望感が迫り上がってきた。しかし腕時計を改めて見る。いや、時間は何度も確認したから、間違ってはいない。出発まで3分ある。そうだ、間違ったのはホームの番号である。4ではなく6だ。
それに気づいた瞬間に、わたしは全力で走り出した。目指すは6番ホーム。あと3分しかない。齢40歳のおばさんが駅で全力疾走している姿を見たことがあるだろうか。少なくとも、わたしは見たことがない。けれど、周りの目を気にしてる場合ではない。わたしが間に合わなければ、自転車と先に乗り込んだ家人は途方に暮れる。わたしが切符を持っているのだ。
激走の甲斐あって、発車ぎりぎり1分前にホームに辿り着く。家人は心配そうにホームに降りて待っていた。本当にすまない。しかし無事に列車に乗り込み、最悪の事態は回避できた。呼吸が乱れたままだったものの、安堵して列車のシートに座り込んだところ、肺から苦い血の味がした。
今日のポイント
- 事前に買うと荷物が重くなるからといって直前にキオスクで飲み物とかおやつを買おうとしない。特に早朝。 多少重くても事前に買いましょう。
- ホーム番号はしっかり確認する。ぼんやりとした記憶に頼らない。
現場からは以上です。